エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする グレッグ・マキューン著、高橋瑠子訳
より少なく、しかしより良く
このキーワードがこの本で一番伝えたいことだろう。多くの物に手を出し、いろんな方向にパワーを使うことで本質的に何も達成できない。
大多数のものごとを不要だと考える
まずはより少なくするためには大多数が不要だと考える。80%の成果は20%の努力に起因するとされており努力した分だけ報われるということは幻想とされている。
選ぶことを選ぶ
多くのものごとから本質的なものを絞るためには選択が必要不可欠である。何を取り、何を捨てるか。この考えに時間を使うべきなのだ。
より良くするために
・本質的な目標を決める。(具体的で魅力的、測定可能)
・早く小さく始める
準備が必要。自分の思っている1.5倍の時間を想定して短時間でも手を付ける。
・過去や未来にとらわれない
過去も未来について考えることはマルチフォーカス。マルチタスクをこなすことはできるが集中はできない。今、この瞬間に集中することでより良いものを作り出す。
感想
この本を読んで一番感じたことは簡潔で読みやすい文章であるということだ。2,3回読まないとよくわからない内容の訳になっている本が多く感じる。この本は前後の文章がつながっていて理解しやすかった。
訳を担当している高橋さんがエッセンシャル思考を実行したことでより良い本になっているのだろうか。