酒好きにとて最大の謎、そして永遠の謎であるチンチロハイボール。
その確率を求めることは誰にでもできる計算だが、呑みの場では誰にもできない。
つまり、前人未到の計算なのだ。
さっそく、本題に入るとする。
まず、前提としてチンチロハイボールのルールについて。
「そんなこと常識だろう!、早く結論を聞かせろ!!」という有識者の皆様は次の段落まで読み飛ばしていただければ幸いだ。
チンチロハイボールは比較的安価な居酒屋でよくみられる。
注文すると店員がサイコロ2つと丼をもってくる。
客はサイコロをふり、出た目に応じて注文内容、値段が決まる。
なにもわかっていなくてもサイコロを振れば酒が出てくる。
シンプルかつクレイジーなルールになっている。
今回は出た目の合計が「偶数の場合は量と値段が倍になるメガハイボール」、「奇数の場合は量は変わらず値段半額」、「ぞろ目ならば量はそのまま無料」と仮定してすすめる。※いうまでもないが店によって詳細は変わる。悪しからず。
場合分けを行い、その確率を求める。
「合計が奇数」は奇数+偶数もしくは偶数+奇数
3/6×3/6×2=1/2(最初が奇数の場合、偶数の場合(2通り)
「合計が偶数」は偶数+偶数もしくは奇数+奇数
3/6×3/6×2=1/2(最初が奇数の場合、偶数の場合(2通り)
「ぞろ目」は
1/6×1/6×6=1/6
「合計が偶数」と「ぞろ目」は条件としてかぶってしまうため「偶数の確立」から「ぞろ目の確立」の差を求める。(ゾロ目は出すと絶対偶数になるから)
18/36-6/36=12/36
つまり、
奇数になる確率は18/36=1/2
偶数になる確率は12/36=1/3
ゾロ目になる確率は6/36=1/6となる。
わかりやすいように約分をする。(ここまでする私はなんと優しいのだろう)
奇数=3/6 偶数=2/6 ゾロ目=1/6
つまり2回飲めば半額、もしくはタダになるのだ。
奇数になって量が倍になっても損はしてない。
飲めば飲むほど得しかしない。
とにかく飲むのだ、青年よ。
青年よ、大志なんかどうでもいいからチンチロハイボールをせよ。
これが私から君たちに伝えられる唯一、有意義なことになるだろう。
最後まで読んでいただきありがとう。
久しぶりのブログがこんな記事になってすこし恥ずかしい。