介入の目的
〇主観的な不安定感の改善
〇捻挫の再発、giving wayの再発予防
〇安全かつ完全なスポーツ復帰
そのために②で述べたような足関節不安定症で起こりやすい病態の改善を図る。
〇バランス能力低下 〇筋機能の低下 〇固有受容感覚低下 〇機械的な安定性破綻
関節に対するアプローチ
遠位脛腓関節
脛腓関節の離開を制動するためにテーピング
→内外果上方で伸縮しないテーピング。この時腓骨後方から前方に行うと腓骨の外旋や後方誘導も制動出来てgood!
正常なアライメントでの底背屈獲得
→背屈制限の代償での足外旋や底屈に伴う内かえしなどで脛腓関節に負担が生じるため
距腿関節
距腿関節の前方不安定性を制動するためのテーピング
→非伸縮性のテーピングでの固定もあるが運動時や長時間つけるのには不向き。底背屈は制動せず内かえしと内旋制動のみ必要→subtalar sling tape
正常なアライメントでの底背屈獲得(距骨の後方移動)
背屈制限→距腿関節の骨性の安定性低下
〇距骨の後方移動制限
前距腓靭帯損傷→距骨の前方移動
アキレス腱や長母指屈筋などの後方組織の癒着や拘縮
距骨下関節
運動療法でのエビデンスは少ない。
内かえし不安定性に対して筋力練習が必要
→長腓骨筋は底屈>背屈、短腓骨筋は一定⇒両方大事!!
機能障害に対するアプローチ
バランス障害、固有受容感覚へのアプローチ
難易度設定には
- 開眼or閉眼
- 床or不安定板
- 上肢の位置
- 片脚ジャンプ→方向、距離、非予測的な方向(hop to stabilization)
→介入のフィードバックは身体外部に注意を向ける外的焦点化が有効
(バランスパッドを水平に保つなど)
筋機能障害に対するアプローチ
足外かえし筋の反応遅延や筋力低下が生じるため筋力練習も必要。
しかし炎症期では腫脹や疼痛で筋出力低下するため炎症管理は必須。
OKC→ゴムチューブ→CKC
※スポーツレベルではゴムチューブの負荷では不十分
底屈位での足関節安定を目的に
つまさき歩き ※条件を変えながら→前、横 膝曲げ、伸ばし
→外側荷重を避け、母趾球荷重を意識しながら実施する。
捻挫初期は炎症管理が必須だが慢性的な不安定性を有する方には筋力練習、エクササイズなど積極的に行うことが重要。
股関節の筋トレなど患部外の練習もあるため十分に説明して理解してもらいながらおこなうべきだろう。