頚椎症性神経根症・脊髄症
椎間板の退行性変化、椎体辺縁の骨硬化、骨棘形成、椎間関節の狭小化
⇒頸椎可動域制限、頸部痛の局所症状を呈した症状が変形性頚椎症
⇒変形によって脊髄症や神経根症状が併発すれば上記の診断になる。
※好発部位はC5-6、C6-7 高齢者は胸椎後弯によって頸椎前弯増大するのでC3-4、C4-5に不安定性やすべり症状が発生しやすい。
頸椎捻挫
追突事故によって過度な伸展→屈曲で生じる。
損傷は軟部組織のみなので画像所見による客観的な所見を得ることは難しい。
治療→鎮痛剤や筋弛緩薬で疼痛管理。頸椎のカラー固定より早期より自動運動を行ったほうが治療成績がよかった報告がある。
頸肩腕症候群
画像所見で著明な問題がみられない。
デスクワークや流れ作業などの仕事を長時間行う人に多い。
器質的な変化の確認が困難。作業姿勢や時間を確認する。