私の住まいはやや僻地にあるのでどこに行くにしても時間がかかる。ありがたいことに公共交通機関はぼちぼちあるので、旅行などの際には本を一冊持っていくことにしている。
今回の旅のお供に積読になっていた 文庫本のエッセイ。
実家にもあったが読んだことがなく、110円だったこともあり迷うことなく購入していた。
息子との日常など親子の物語で、文章から息子さんの少年らしさが溢れ出ていておもしろい。だが、話のオチというか、起承転結の「結」がなんだかよくわからない話も2.3個あった。
タイトルにあるようにこの本は過去読んだ中で1番興味深い本であった。
それはなぜなのか。
半分程度、読み進めて気づいたが各章?の最後のページだけ破られているのだ。丁寧に全ての章で破かれている。
以前買ったミステリーで、伏線回収をして盛り上がるページに筆算が書いてあったこともあった。なんの筆算なのか考察したが多分全く関係ない。ミスリードだ。
最後のページを破ることで一周回って惹きつけられていた。どんな経緯があってそんなことをしているのか。本の内容とは関係ないところでも楽しませてもらった。
気になるので新品も買おうと思う。