保存療法
骨盤ベルト
ブロック療法
診断と治療の両方の主軸となる。仙腸関節の関節腔内ブロックがゴールデンスタンダード。しかし手技が難しく成功率が高くない。後方靭帯にブロック注射を打つこともある。
徒手療法、運動療法
基本方針は仙腸関節の負担軽減を目的に腰椎可動域改善、股関節柔軟性獲得のためのストレッチが有効。AKA博田法が広く認知されている。
関節安定化のために体幹の筋力練習を疼痛に応じて追加してくことも有用である。
手術療法
仙腸関節固定術
→多くの症例では保存療法で軽快していくが、6か月以上、保存療法で効果持続せず日常生活が困難な場合には手術を検討する。
リハビリの基本は股関節周囲と腰部の柔軟性獲得。腰部は特に多裂筋が重要(靭帯と多裂筋がつながっている)