ダンサーを診れる治療家になろう~診療からリハビリまで~
日本足の整形外科学会 第19回 足の病気の専門家
バレエダンサーに多い疾患
→足・足関節に多い
→→オーバーユース>外傷
→→→疲労骨折、インピンジメント、滑膜炎、捻挫(内反捻挫)
※女性は後方インピンジメントほとんどで男性は前方インピンジメントもあり。
女性はバレエシューズを用いてポワント、男性はジャンプが多いからと言われている。
女性の三主徴
骨粗しょう症←エネルギー不足→無月経→骨粗しょう症
運動量が増えすぎたりバレエなど体形を気にしすぎてしまうことで陥ってしまう。
必要に応じて産婦人科の受診を進める必要あり。
バレエの大会ではBMIの下限が決められることもある。
後方インピンジメント(Dancer Heel)について
足関節底屈時に骨、軟部組織がインピンジメントが生じる病態。
多くの場合に長母趾屈筋(FHL)の腱鞘炎が併発するため手術の場合には同時に行うことが多い。
足関節の機能テスト
Domig(ドーミング)※足内在筋が使えているか
MP関節(中足趾関節)を屈曲し内外側縦アーチを作れるか確認。この時にIP関節(趾節関節)は屈曲しない!!
内在筋のエクササイズ
踵骨を遠位に離しながらDomig
そのまま足底屈して足の裏にしわになるような感じめっちゃ足がつる!!
Domingしながら母指球など浮きやすい位置にセラバンドを敷く。
感想
バレエ団専属のPTやダンスの学会があることに驚き、バレエの動作についてまったく知らないことを感じた。競技特性を知れば問題点を考察しやすいしゴール設定や負荷量を決めることが出来やすい。
いろんな分野があってどの分野でもプロフェッショナルはかっこいい。素晴らしいお話を聞けていい経験になった。成書だけでなく今回のような勉強会に参加することも積極的に行いアウトプットしていこう。
今年はバレエを生で観にいこうと決めました。